評価 review_5

その本を買うかどうかは、必ず裏表紙の紹介文で判断します。興味を惹かれる紹介文であれば、中身も面白いというのが持論です。

恐竜はなぜ滅んだのか? この究極の謎を解明するために、二人の古生物学者がタイムマシンで六千五百万年のかなた、白亜紀末期へ赴いた。だが、着いた早々出くわしたのは、なんと言葉をしゃべる恐竜! どうやら恐竜の脳内に寄生するゼリー状の生物が言葉を発しているらしいのだが、まさかそれが「***」だとは・・・!? 次次に披露される奇抜なアイデア、先の読めない展開。実力派作家が描く、心躍るアドベンチャーSF。

(裏表紙の紹介文より)

持論に従って買ったこの本は大当たりでした。これこそ一流のエンターテイメント小説だと思います。テンポよく話が進んで行くので、夢中になって読んでしまいました。なんてたって開始25ページで6500万年前の白亜紀にタイムトラベルしてしまいます。

本作品では、タイムトラベル、恐竜、火星人、平行世界などたくさんのテーマを盛り込んでいますが、きっちりとまとめあげています。ストーリー展開の仕方がすごく上手いので、退屈している暇もありません。結末に何の不足もなく、良い読後感が得られました。

物語が進むにつれて、

・恐竜はなぜ絶滅したのか、
・なぜ恐竜の体は大きくなったのか、
・火星と木星の間に小惑星帯が存在する理由
・火星に生物が存在しないのはなぜか

などの謎が明らかになるのですが、すごくSFらしい解釈を提示しています。その解釈の物語上の配置が非常にスムーズで無理がありません。他の方の書評を読むと、この作家さんの他の作品も面白いようです。チェックしなきゃ!!

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