あらすじ

月に移民した住民たちは地球の息がかかった行政府の管理下にあり、地球の搾取に苦しんでいます。月世界の環境や通信を管理する行政府の巨大コンピューターが自意識を持っていて、そのことを知っているのはこのコンピューターのメンテナンスをしている主人公しか知りません。行政府の圧政を嫌う主人公は政治集会を通じて知り合った仲間と自意識を持っているコンピューターとで月世界の独立を目指します。

評価 review_5

ハインラインの代表作

ハインラインは、SF小説の代表的な作家です。この作品はハインラインの代表作の一つで「宇宙の戦士」や「異星の客」などと並びヒューゴー賞を受賞しています。経験的にヒューゴー賞を受賞した作品はほとんどが面白いのですが、この作品も当たりでした。

コンピューターが1台あれば革命もラクラクです

自意識のあるコンピューターがあるととても革命が捗ります。このコンピューターは秘密兵器なので表には出せません。相手あっての革命なので交渉には主人公たち人間がうまくやらなくてはいけません。しかし、裏での組織運営のお膳立てや革命成就の確率計算は全部コンピューターがやってくれます。すべて正確に!革命を起こすのならぜひ自意識のある高性能コンピューターを確保しておきましょう。

俺は息を詰めた。

「堅い岩石作戦、行動開始用意」
「もう待機している。マン、君と連絡できなかったから、ぼくは君の声を使った。プレイ・バックするかい?」
「ニエット・・・イエス!ダー!」
俺は聞いた。”俺自身が”古い射出機の当直将校に”堅い岩石”への非常態勢に着けと命令するのを

状況を適切に判断して、主人公の代わりに命令を出すなんてことも御茶の子さいさいです。優秀なコンピューターがあれば、勝機を逃すなんてことはありえません。私の仕事の手伝いをして欲しい・・・。

ニュースなどで見るAI(人工知能)の話を聞くとこういうコンピューターの出現も実現味を帯びてきているように感じます。

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