あらすじ USロボット社が製造するロボットには、すべて人への安全性、命令への服従、自己防衛を目的とする ロボット三原則が適用されている。この三原則があればロボットはスムーズに動くはず。しかし、初期に製造されたロボットの中・・・
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あなたの人生の物語 | レベルの高い短編集
評価 収録作品 バビロンの塔 理解 ゼロで割る あなたの人生の物語 七十二文字 人類科学の進化 地獄とは神の不在なり 顔の美醜についてードキュメンタリー どの作品も面白い! 短編集って収録作品の1つ2つは面白いけどその・・・
タフの方舟 | 奇妙な生物がたくさん登場
あらすじ 星から星へと移動しながら商売を行っている主人公のタフは、ひょんなことから生物戦争用の超巨大胚種船を手に入れる。この船には様々な星から集めた膨大な生物細胞のライブラリーとクローニング槽を備えており、どんな生物でも・・・
魔法株式会社 – 魔法が当たり前の現代社会
ウォルドウ この物語の世界では、放射エネルギーがエネルギー体系の主流を占めています。この放射エネルギーを受信機で受けて動力源とします。自動車を始め、住宅や工場なども放射エネルギーに依存しており、この放射エネルギー抜きには・・・
輪廻の蛇 – 世界の外側にあるもの
評価 ジョナサン・ホーグ氏の不愉快な職業 昼間、自分が何しているのかわからない男が、探偵に昼間の自分が何をしているのか調査を依頼します。依頼を受けた探偵は調査を進めるうちに奇妙な出来事に巻き込まれていきます。 途中まで・・・
失われた遺産 – 善と悪の超能力バトル
評価 透視や空中浮遊などを身につけた男女三人が、古代の知識を保持する善なるコミュニティに迎え入れられ、邪悪な存在と対決する物語です。 青年が修行を重ねて能力を身につけていく、善がわかりやすい悪をやっつけるなど少年誌的内・・・
時の門 – グルグルとタイム・パラドックス
評価 部屋の中に突然出現した「時の門(タイムマシン)」と未来の自分によって引っ掻き回される男の物語です。 メインの登場人物は男一人だけですが、時の門で未来と行き来するたびに未来や過去の自分と重なり合います。最大で3人の・・・
中性子星 – リングワールドにまつわる物語
評価 ノウンスペースに関する8つの短編 ノウンスペースに関する8つの短編をまとめた本です。小説「リングワールド」のシリーズに登場するパペッティア人のネサスの冒険やロングショット号が建造された経緯などが語られています。こ・・・
宇宙大密室 – 惹きつけられる奇抜な発想
評価 裏表紙の紹介文の惹句に惹かれた 初期の日本SF界を支えた名手による唯一のSF短編集。流刑星にただ一人閉じ込められた囚人はいかにして殺害されたか。あなたは60年後に殺された、と 言って訪ねてきた男。 自殺には一千万・・・
地球の静止する日(角川文庫版) – 魅力的だからからインスパイアされる
評価 原作の世界観に惹かれる SF小説は、映画の原作としてよく利用されます。活字を追っていき、自分の頭のなかに物語の世界を創り上げていくのは楽しい作業です。 しかし、映画館で迫力のある映像を楽しむのも良いものです。たま・・・
召集令状 – いつまで記録に残るのか
評価 経験した恐れは長く残る 戦争、特に太平洋戦争に関連した作品の短篇集です。これらの作品に著者の実体験が盛り込まれていることに驚きました。 また、平凡な生活の中で、たった一枚の召集令状で引っ張られてしまう恐怖が私の中・・・
五月の晴れた空に – オマエならやっていけるよ!
評価 コメディ、スリラー、シリアスなど色んなタイプの作品をまとめた短篇集です。作者の書き方が上手いからでしょうか、 昭和52年発行のSF小説ですが、古臭さは全く感じません。「石」以外の作品は楽しく読みました。「石」は怖・・・
シュビラの目 – コンピューターは正しくて間違えるのは人間
評価 6つの短編をまとめた本です。そのうち、4つが政治的な風刺をきかせたSF小説です。なかなか珍しいジャンルですが、面白く読めました。 【目次】 待機員 ラグランド・パークをどうする? 宇宙の死者 聖なる争い カンター・・・
永久戦争 – 働かなくてい良い日はくるのか?
評価 時間を超えた戦い、ロボットとの争い、惑星間戦争などいろいろな形の「戦争」をテーマにした短篇集です。どの作品も内容が濃く、グイグイ読んでしまいました。なぜ戦争というのはこうも魅力的なのか・・・? 【目次】 地球防衛・・・
パーキー・パットの日々 – 記憶に見合う金額は?
評価 ディックのデビュー作「ウーブ身重く横たわる」や映画「ペイチェック 消された記憶」の原作である「報酬」など10編の作品をまとめた短篇集です。この短篇集にハッピーエンドはあまりありません。ギョッとする終り方や悲しい結・・・
時間飛行士へのささやかな贈物 – たまに難しくなるディックの作品
評価 「ディック傑作集」と銘打った短篇集の第2編です。ディックの作品は独創的なアイデアにあふれています。 ここにある短編の大半は、私の人生がいまより単純で、ちゃんと意味をなしていた時代のに書かれた。あのころのわたしは、・・・